柄を握る時の手の内は、右手は鍔元近くを縁金を避けて握り、左手は「巻き止め」に小指が掛からないように「柄頭」を余して握る(両手の間隔は1寸:3cm)。両腕とも上筋を強くし、小指を締めて他の指をゆるめ、ちょうど鶏卵を握るように柄にたなごころが全部さわっているよう、柔らかく握る。
握る時の力の配分は、まず小指・薬指に力を入れ、親指と人差し指を軽く中指をその中間の力で握るようにする。また両手の力の配分は右手は3左手は7の割合で、手の内(たなごころ)を密着して握る。
一方、指の力は小指10、薬指8、中指6、人差し指2、親指2の配分とする。
「刀の締め方」、「納刀」等の手の内については稽古の時にお話ししましょう。