① 正座の時の目付けは約4~5メートル先の床上に向け、半眼に開いて遠山の目付けとなって気を四方に配る。 遠山の目付けとは目の前を注視しないで遠くの山を見る気持ちの目付けをいう。 目を半眼に開く一つの方法には、目を普通に開けた状態から上瞼だけを僅かに下げると自然になると同時に瞬きを防げることができる。 ②...
柄を握る時の手の内は、右手は鍔元近くを縁金を避けて握り、左手は「巻き止め」に小指が掛からないように「柄頭」を余して握る(両手の間隔は1寸:3cm)。両腕とも上筋を強くし、小指を締めて他の指をゆるめ、ちょうど鶏卵を握るように柄にたなごころが全部さわっているよう、柔らかく握る。...
居合道の解説書9Pに「背筋を伸ばして丹田に力をこめ、両肩の力を抜いて胸は自然に張る。うなじ(首の後ろ側)を伸ばして頭をまっすぐにし、、、、」と説明されている。 何故うなじを伸ばすのか? ...
居合道と呼吸は切っても切り離せない関係にあります。呼吸を無視して居合道はないと言うことです。 時折呼吸についての説明をする時、小生が吸う時は口を閉じて鼻で吸っているように見せ、吐く時は口を大きく明けて吐く事が見えるように、そして止めている時は口を結んで演武してみます。...
呼吸法についての本が多数出されていますが、小生ん十年前に鎌倉の円覚寺で早朝座禅会に参加した時のことです。 後で分かったのですが武道関係の人に多い逆複式呼吸を教えていただきました。まず吸う時はお腹を引っ込める、吐く時はお腹をプ~と膨らませる、そして止める。これを円を描くようにイメージし、お腹を使って特に吐く時に心を集中させる。...
居合道の稽古の中でよく、「間を取る」ということが言われます。 間という言葉は、一瞬止まってる間のことなのですがただ止まっているのではなくある行動の意味を表現している「あいだ」なのだと思います。...
普段の生活の中では呼吸については全くといってよい程意識をしていませんね。これは当然のことですが、呼吸を一番強く感じられるのは例えば何か気持ちの焦りがあったりするとセカセカと呼吸していることに気付く時とか、一方、達成感とか大きな満足感があるとゆったりと大きな呼吸をしている自分に気付くのではないでしょうか。...